ムジカー創成記: 2008年1月アーカイブ

 

なぜクラシック音楽家が20年前と変わらず営業をクチコミに頼っているのか 

考えてみました。

 

理由は主に2つあると思います。

 

第1に 私たちの商材が「自分自身」であることです。

 

謙虚が美徳とされる日本人にとって

自己アピールは苦手な人を多いと思います。

 

その上

芸術をお金に換えるという概念に違和感

 

小さいころから理想の芸術を追求してきたクラシック音楽家にとっては、

聴いていただいただけでうれしい

というのが精一杯なのです。

 

 

近年クラシック音楽家の生活は苦しくなっています。

生徒やコンサートの減少、加えて演奏料の下落。

景気がわるいから・・・そう言ってなんとなく諦めムードの人が多いように思います。

すべて原因は景気のせいなのか、考えてみました。

20年前、子どもの習い事は

習字、そろばん、ピアノ、など種類は多くなく 

広告宣伝はほとんどなかったと思います。


ピアノ教室も 習字教室も 学習塾も 

クチコミがほとんどでした


現在は、学習塾は新聞やダイレクトメール、

ゲームはテレビで、スポーツクラブは折込チラシでと

あらゆる宣伝広告がなされています。


はじめは興味のなかったものが

繰り返し見せられているうちに買ってみようか

という気持ちになったことはありませんか?

一方クラシック音楽の宣伝はめったに見かけません。

ヤマハやオーケストラのコンサートの宣伝をたまにテレビで見るくらいでしょうか。

個人経営の音楽教室がテレビや新聞で宣伝することはできませんが、

看板を出したり、チラシやポスターを貼ったり、

電話帳に広告を載せている人も少ないですよね。


まして演奏家の仕事はほとんどクチコミと言ってもいいと思います。
 

 

なぜクラシック音楽家は20年前と変わらずクチコミに頼っているのでしょうか?

 

 

ネットワーク

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ビジネスは人脈が大切といわれます。

人脈はただ知り合いになるということではありません。ビジネスはギブアンドテイクですから、相手に与えるものがあってこそ人脈が成り立ちます。

私たち音楽家が人に与えることができるものは音楽だけと思いがちですが、本当にそうでしょうか。

たとえば、

演奏家の舞台用のメイキャップ勉強会を企画します。

舞台用のメイクってなんとなく自己流で、いまひとつ自信のないまま舞台に立っている人が多いと思いますから。

するとメイキャップという分野の人との出会いが生まれます。勉強会に協力してくださったメイキャップ業界の人たちはクラシック音楽に興味をもってくれるでしょう。

楽器メーカー、コンサートホールや印刷業だけでなく、私たち音楽家が協力しあえば自分たちのためでもありながら他業種への仕事を発生させる方法はいろいろあると思うのです。

また、演奏の仕事をもらうに関して

今は 個人的な人脈やコネクションに頼っているひとが多いと思いますが、

演奏の依頼をする立場になってみると、たとえそのときすばらしい演奏をしてくれても、何度も同じ楽器では飽きてしまいます。

かといって、その演奏家に「他の演奏家を紹介してほしい」とは言いにくいものではないでしょうか。でも演奏家の知り合いのいる人は少ないですし、演奏料など口に出しにくい交渉もあることから、演奏の依頼をあきらめてしまうことが多いと聞いています。

そこにムジカーという演奏家の情報を誰でも得られるサイトがあれば、その仕事の人脈はその後も繋がっていきます。ムジカーを通じて仕事が得られまた、他の人へ仕事をつなげることができます

人脈は音楽家が個人的に動いていては広がりにくいものだと思うのです。

音楽家のネットワークがあることで、他業種のネットワークの中に入っていくことも可能になり、相互に助け合ったり宣伝し合うことができます。

音楽家ネットワークの手段としてムジカーを立ち上げたいと思います。

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