平成22年3月27日朝日新聞be土曜版 磯田道史の「この人、その言葉」というコラムに
天才陶工、加藤唐九郎の言葉が紹介されていました。
相手を傷つけずに自己の欲求だけを満たしていく手段、方法として
人間が最後に発見したものが芸術である。
芸術は相手関係なしに自分の欲望を空回りさせてそこに満足を見出す。
人間の欲望を芸術が救ってくれる。
ウィーンの留学から帰国した時、
サマセット・モームの小説「月と六ペンス」を読んで、芸術を追求することと現実に食べていくことは一致できないのだろうかと悩みました。
ゴーギャンや加藤唐九郎のような天才芸術家が自らの芸術活動を上記のように認識していたとすると、私のような無名の音楽家の活動はいわんやをやです。
私の友人のギタリストも「自分の演奏でお金をいただくのに、どうしても違和感がある」
と言って仕事に積極的ではありません。
ムジカー100はだれのためのサイトか?
私は音楽家のためにムジカー100を運営しています。
それゆえに一般の方にはまだまだ使いにくいサイトだと言われます。プロフィールを読んだくらいでは、だれが上手いのか、どんな演奏をするのかわからないからです。
聴いてもらえばわかる。
たいていの音楽家はこう思っています。しかしそれは
わからない人には聴いてもらわなくて結構 と、言っているようにも受け取られます。
多くの音楽家にとって、自分が納得できる演奏をすることこそが大切だから。
だから、音楽家のプロフィールも曲目解説もブログですら
わかる人だけにわかってもらえればいいといった内容になっているのだと思います。
ムジカー100も所詮音楽家がつくる音楽家のためのサイトになっています。
これではいけないと思っているのですが・・・

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