去る平成22年3月14日(日)午後3時より 東京藝術大学奏楽堂において
「金昌国退任記念演奏会」がありました。
金先生はわたしが藝大と大学院の計6年間師事した方です。
藝大におられた29年間に約300人の学生を指導し、日本のフルート界を世界的なレベルに育て上げました。
近年、藝大生は数々のコンクールで入賞するようになり、若いうちから目覚しく活躍するようになりました。
退任のコンサートには130名の門下生が全国、海外から集合しました。
コンサートの前半は門下生が演奏し後半は金先生がソロを演奏されました。
(リハーサルの様子です)
金先生はこの十数年闘病生活を送っていらっしゃいました。
奇跡的に回復され、最近になって少しずつ演奏活動を再開なさっておられます。
コンサートの挨拶で金先生はこのようにおっしゃいました。
「わたしはこれまで懸命に学生の指導をしてきました。おかげさまで、ここにいるのは自慢の生徒たちです。
これからは演奏家としてまたリサイタルなどの演奏活動していきたいと思います。
私はフルートを吹くのが好きなのです。」
この言葉を聞いて、胸が熱くなりました。
ご自分の命を削るような思いで、学生を育ててくださった金先生。
本当にありがとうございました。
一日も早く元のようにお元気になって、思い切り演奏できるようになられますように。
金先生から教えていただいたことを演奏で指導で伝えていけるように
心新たにして努力していこうと思いました。

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